大むかしから、人間は宇宙にロマンをいだき、また天体を観察して暦や測量の方法などを生み出し、生活に役立ててきました。でも、ロケットや人工衛星によって宇宙開発を始めたのは、ほんの50年ほど前のことです。
水島さんの仕事は、「すざく」を使って観測をする天文学者や研究者たちから、どのような観測データがほしいのか、望遠鏡をどのように使いたいのかなどをくわしく聞いて、観測機器を載せる人工衛星を・・・
小さい頃からSFアニメが大好きだった水島さんの宇宙に対するあこがれを決定づけたのは、中学1年の時にテレビで見たスペースシャトル1 号機「コロンビア」の打ち上げでした。
人工衛星は、軌道に乗って宇宙を飛びながら、宇宙の観測、気象観測、放送・通信の送受信など重要な仕事をしています。その目的や載せる機器によって、人工衛星の作り方は大きく変わってきます。
日本電気株式会社 宇宙システム事業部 宇宙システム部
1967年生まれ。休みの日は家でのんびりします。お茶を習っていて、お稽古(けいこ)やお茶会などに出かけます。