みちのり
中学生のワタシ
テニス部の部活をいっしょうけんめい、勉強はそこそこがんばった。SF アニメが大好きで、宇宙に対するあこがれはこのころからいだいていました。
高校へ
通学が遠くなったので、運動部は断念して軽音楽部でバンド活動に没頭(ぼっとう)。また、生徒会活動も熱心に参加。
大学から就職へ
将来、宇宙関係の仕事につきたいなあ、と思いながら工学部へ。授業や実験、レポートはまじめにこなしながら、バンド活動を続けました。NEC に宇宙開発の部門があることを知って入社を希望。人工衛星にのせる装置開発の仕事を担当しました。
転機
結婚を機に、人工衛星のシステム設計のチームに変わりました。これからも、世界最先端の衛星を作ることが、楽しみです。
夢
世界中の天文学の先生が、自分の開発した衛星のデータをどんどん使って、論文を発表してくれること。世紀の大発見となるデータで、研究者の先生がノーベル賞を受賞されたら最高です。
将来の夢を見つけるきっかけとなったスペースシャトルの打ち上げ
小さい頃からSFアニメが大好きだった水島さんの宇宙に対するあこがれを決定づけたのは、中学1年の時にテレビで見たスペースシャトル1 号機「コロンビア」の打ち上げでした。
「とにかく、かっこいいと思いました。アニメの世界が現実になった瞬間に立ち合った! とすごく感動しました」
その後高校生になって進路を決める時に、ふと手にした本で“宇宙に関係する仕事”がたくさんあることを知りました。
宇宙開発に関わる仕事へ
「大学は、宇宙に関係する仕事につくために必要なことを学べて、自分でも興味があった電子工学を勉強できるところを選びました。就職も、宇宙開発の仕事ができる会社ということで、NECに決めました」
大好きだったSFとスペースシャトル打ち上げの感動、そして大学で勉強した電子工学のすべてが、今の水島さんの仕事につながっています。
「これまで、「すざく」以外に「あかり」など5つの宇宙観測用人工衛星の仕事をしてきました。1つ作るのに5年だとすると、あといくつ作れるかなあ、どんなタイプかなあ、と考えながら仕事をしています」
数学・理科の思い出
理科がおもしろいのは、身の回りのあたりまえのような現象がなぜそうなっているか、ということを知ることができるからだと思います。実験は何でも大好きでした。
わたしのハッ!と体験
コロンビア打ち上げの瞬間を見て感動した水島さんは、その年の文化祭で、友達といっしょに実物の約10分の1サイズの巨大模型を作りました。「ハリボテの模型でしたが、教室にでかでかとディスプレイして、我ながらすごくカッコよかったです。何かに感動したっていうことは、自分の中の何かがそれに反応した! ということ。だから、何かに心を動かされた瞬間こそ、本当の自分、自分の個性みたいなものを知るチャンスなんだと思います」
しごと傾向グラフを作ろう!
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