どうしてこの道に?

みちのり

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中学生のワタシ

木工からししゅうまで、とにかく手を動かして何か作るのが大好き。糸ノコが得意で、他の女の子の分までやってあげていました。

高校へ

19世紀末のアートに興味を持つようになりました。いろいろな文化が花開いた中で、建築もアートと結びついていたことを知ったのもこの頃です。

大学から就職へ

家政学部住居学科へ進学。卒業研究のテーマは「オープンスクール」で、いろいろな小学校へ行って、1日中子ども達の活動を観察しました。卒業後、シーラカンス アンド アソシエイツに入社。たまたまその当時、卒業論文のテーマと重なる小学校の設計の仕事が入り、担当することになりました。

そこにいる人が居心地よく、楽しくイキイキと過ごせるような、新しい空間を作っていきたいです。それが家でも、学校でも、ホールでも、どんなものでもやってみたいと思っています。

19世紀のアートへの興味が、建築と生活の関わりを教えてくれた

19世紀のアートへの興味が、建築と生活の関わりを教えてくれた

小さい頃から手先が器用で、ししゅうも粘土細工も木工も得意だったという赤松さんの、今の仕事との最初の出合いは、中学入学の年でした。
「ちょうど自宅が完成したので、新しい家の完成図や平面図を見ていろいろ空想したり、インテリアや家具配置を考えたりして楽しんでいました」

建築そのものに興味を持つようになったのは高校時代。19世紀末のアートに興味を持ったのがきっかけなのだそうです。
「文化や芸術が一度に花開いた時代で、絵画もファッションも建築も全部つながっていた。そして、彫刻や絵画などは自分だけの世界でつくるけれど、建築は人々の生活に密着していて、いろんなものと関わりながらできてくる。それをおもしろいなと感じたのです」

恩師との出会いで、建築の楽しさを知る

恩師との出会いで、建築の楽しさを知る

大学の住居学科に進学した赤松さんは、大学に設計を教えに来てくださる建築家の先生や他の大学の学生と出会いました。特に4年生の時に、世界的な建築家である伊東豊雄(いとうとよお)先生から、建築を仕事とすることの厳しさやおもしろさを教えられた影響は大きかったといいます。

「『もっと自由に、もっと楽しんでやれるはず』とくり返し言われたのが新鮮で、『建築って楽しいものなんだ』と思うようになりました。経験を重ねると、自分の中に『こうでなきゃダメ』という既成概念(きせいがいねん)を作ってしまいそうになるので、今でも自分に言い聞かせています。伊東先生をはじめ、この頃の先生や仲間は、今も私の宝物です」

卒業論文で取り組んだオープンスクールが、代表作へのきっかけ

(写真提供:株式会社シーラカンス アンド アソシエイツ)

卒業論文で取り組んだオープンスクールが、代表作へのきっかけ

大学の卒業研究で、赤松さんはオープンスクールと出合いました。
「もともと人の活動に興味をもっていたので、いくつかの学校へ行ってまる1日授業を見学して、『こういう活動だとこういう場所を使うんだな』『家具はこんな使い方をするんだ』と、活動をすべて記録しました。それが仕事につながるとは思っていませんでしたが、今の事務所に入った翌年に、偶然オープンスクールの仕事をすることになったんです。当時は新人に近いスタッフでしたが、卒業論文で撮(と)った子どもの写真を見せながら、議論に参加させてもらいました」

そんな赤松さんに、最近うれしいことがありました。
「私が初めて設計に参加したオープンスクールの卒業生が、大学の建築学科の卒業論文で、その小学校を取り上げてくれたんです。『子どもの頃こういう校舎で過ごしたので、建築に興味が出た』と。とても嬉しかったです」

数学・理科の思い出

数学の問題を解くとき、最初全然わからなくてあきらめていたことを、一度立ち止まって英語の文章を読むように1つ1つの内容を理解しながら考えたら、解くべき方法がふっと見えてきたことがあります。ふぁーっと夢から目がさめるような、不思議な感覚だったことを覚えています。

わたしのハッ!と体験

中学時代は、ブラスバンド漬(づ)けの毎日でした。パートはクラリネット。楽器の演奏は繰り返し粘(ねば)って練習することで上達するので、やり続けることの重要性を学びました。また、一人一人の音によって全体が完成するという、全体の調和の大切さも学んだ気がします。直接的には関係が無いようでいて、実はこの経験が今の設計の仕事に生きているのではないかと思います。

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