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効きめを100倍強くする方法が見つかった! でも・・・

効きめを100倍強くする方法が見つかった! でも・・・

山根さんが会社に入ったのは、ちょうど社内で抗体医薬のもととなる技術が発見されたころでした。動物の細胞で抗体を作らせると、普通は、「フコース」という物質がくっついた抗体ができます。このフコースを抗体からなくすと、抗体の効きめが100倍強くなることが偶然(ぐうぜん)発見されたのです。フコースをなくすには、抗体を作る細胞の「フコースをくっつける遺伝子」をこわせばよいのですが、それがどの遺伝子なのか、わからなかったのです。

1人で細胞と格闘。でも、実験が好きだったからたいへんだとは思わなかった

クリーンベンチの中は無菌。この中に手だけ入れて作業をします。

1人で細胞と格闘。でも、実験が好きだったからたいへんだとは思わなかった

「入社1年目は別の仕事をしていました。2年目になって、『どの遺伝子をいじればフコースのつかない細胞ができるか』を探す研究を始め、適当に見当をつけて遺伝子をいじっていたら、うまく結果が出てしまいました。この時は、考える間もなくひたすら手を動かしていたような気がします。でも実験が大好きだったので、たいへんとは思わなかったです」

ガンやアレルギーを治す薬ができる!

ガンやアレルギーを治す薬ができる!

フコースをくっつける遺伝子が見つかって、実際にこの遺伝子をこわした細胞を作る研究が始まったのが3年目。この時からチームを組んで、山根さんが実験の計画と方法を考え、他の人たちといっしょに作業をすることになりました。
「遺伝子を探すのは、ほかの研究の結果などから『このあたりがあやしい』と予測しながらやっていたので、つきとめた時も『やったー! 』というより『これでやっと細胞の開発作業に入ることができる』と安心したという感じでしたね」

この細胞を使ってできる薬は、おもにガンとアレルギーの治療に使われることになっています。
「薬は製品になるまでとても長い時間がかかるので、実用化されるのはまだ先ですが、私が作った細胞が難病に苦しむ人を救うことができるって、やっぱりすごいと思います」

応援メッセージ

中学・高校時代に学んだ理科や数学は、論理的な考え方を身につけるためのトレーニングになっていたと思います。現在の仕事は分子生物学ですが、大学で化学を専攻したことは、生物学出身の研究者とは異なったものの見方や感覚を持つことに役立っています。

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