悪魔の兵器と言われる対人地雷
「地雷(じらい)」は、だれかが踏んだりさわったりすると、爆発して被害を与える兵器です。地雷を土の中に埋めておけば敵の侵入をふせぐことができますが、戦争が終わっても、誰かが取り除くか爆発させないかぎり、何十年でも見えないままそこにあるので、地雷が埋められた場所は危険で、建物を建てたり畑にしたりすることはもちろん、人が通ることもできません。
600万個もの地雷が、人々が暮らす村に埋まっている
たとえばカンボジアでは、戦争中、国内に600万個もの地雷が埋められたといわれていて、今でも1年に何百人もの人が地雷で亡くなったりケガをしたりしています。現在、世界中から集まった支援グループが地雷を取り除く作業を手伝っていますが、そのほとんどは手作業です。金属探知機や地雷犬(火薬のにおいをかぎ分ける犬)などを使って、地中10センチほどの深さに埋められた地雷をひとつずつ探し出し、手作業で掘り起こしていくのはものすごく危険なことです。
しかも地雷は、一つの場所にまとまって埋まっているわけではありません。現地に行って作業を始めても、何週間ものあいだ、見つからないこともあります。「あるかもしれないし、ないかもしれない…。でも、100パーセント安全とわかるまで徹底的に調べなくてはいけない」。地雷を取り除く作業は、危険なだけでなく、たいへん根気もいるのです。
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