システムが初めて動き出す瞬間は、眠気も覚める緊張感!
「良いシステム」とは、どんなシステムなのでしょう。前屋敷さんは、「一番は、お客様である通信会社の要望がちゃんとできること。そして当たり前ですけれど、システムを完成させる締(し)め切りを守ること。あとは、不具合を出さないこと。その上で、さらに質がいいものに仕上げること」だと言います。
「ひとつのシステムを3か月かけて作ります。世の中にシステムを提供する作業は、影響が最小限ですむよう夜間に行いますが、翌朝、システムが初めて動き出すときは、眠気も覚める緊張感です。システムが無事に起動して初めて、数ヶ月間かけていっしょうけんめい作ってきたかいがあったな、という喜びと安心を感じます。お客様と何度も何度も打合せをしたり、仕事が遅くなって終電で帰ったりしたかいがあった! と思える瞬間です」
自分に任される範囲が広がっていく。いい意味でプレッシャーが力となる
前屋敷さんは入社して5年。今では大きな仕事も任されるようになりました。お客様はもちろん、仕事仲間や友人など、いろいろな人と出会い、良いところを見習い吸収していくことが、自分を育て会社内での信頼を得ることになるといいます。
「仕事の規模に合わせて、自分も成長していかないとやっていけません。常に“挑戦”している感じです。自分に任される範囲が広くなったり、ひとりでやらせてもらったりするうちに責任感が出てくるんです。背負っているものが大きく感じられるので、よし、がんばらなきゃ!と自分にいい意味でプレッシャーがかけられる。そういうことが仕事をするおもしろさだと思いますし、私にとってのやりがいですね」
「数百万人以上もの人がインターネットを利用するための回線や、サービスの契約を管理し、料金請求までを行うシステムですから、大人数で協力して作ります。私自身、インターネットの利用者でもありますから、実際に自分でサービスを申し込んだりすることもあり、そんな時あらためて、自分の作ったこのシステムがなければ今あたり前に使われているインターネットサービスは提供できないんだ、自分が作ったものが365日動いていて、いろんな人に使ってもらっているんだ、自分のやっているシステムってすごく意味があるんだ! と体感することができます」
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