どうしてこの道に?

みちのり

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中学生のワタシ

日焼け止めをたっぷりぬって、ソフトテニス部で毎日がんばっていました。女子中学でしたが、運動会では応援団を代表し「押忍(おす) ! 」と声だしの練習をしていました。イギリスへ短期留学し、英語にも興味を持ち始めました。英語はうまく話せませんでしたが、身ぶり手ぶりでも、外国の方とコミュニケーションをとれたのが楽しかったです。

高校へ

中学時代とは一転、書道部に入りました。元気の良さをいかして、大きな筆で、紙をまたいで立って字を書いていました。墨(すみ)の香りが好きで、日本文化の良さも知りました。病院で看護師1日体験をし、白衣を着て血圧を測ったり、車椅子(くるまいす)を押したりしました。将来どんな職業につきたいかと初めて働くということを意識しました。

大学から就職へ

一人暮らしにあこがれ、大学で念願の上京。今度はダンスサークルに。いろいろなアルバイトも経験しましたが、家庭教師のアルバイトで小中学生に数学や理科を教えることがとても楽しかったです。覚えるだけの方程式ではなく、なぜ? というところをいっしょに考えながら解決していくプロセスは、正解した時の喜びにつながり、楽しく勉強できました。
大学で専門で勉強したのは、たくさんのデータを取って人間行動を調べる分野。コンピュータを使って、人間の「価値観」を調べました。就職は、コンピュータ技術で人の価値観を変えたいと思い、NTTデータに入社しました。

子育てもやりがいがあると聞いたので、いきいきと働けるママになりたいです。うちの会社は、働きながら子育てできる環境なので、出産後も仕事を続けて、もっと女性が活躍できる場面を広げていきたいと思っています。

理系でも英語の勉強はできるんだ、と気がついて

理系でも英語の勉強はできるんだ、と気がついて

前屋敷さんが理系を選択したのは、「正直なところ、何となく」なのだそうです。
「中学受験のため塾に通い始めたらいきなり成績アップ。その効果がいちばん大きかったのが算数でした。答えが1つのところが性格に合っていたし、自分も勉強したらできるんだ!という経験をできたことが、理系を意識するきっかけでした」
「それでも中学時代は進路にすごく悩んでいました。イギリスに短期留学したこともあって、英語系へ行くか理系にするか…。それで友だちに相談したら、『理系から文系に変わるのはラクだよ』と教えられて、『そっか、理系でも英語は勉強できるしね』と思ったのがホントのところです」

大学は、数学科や物理学科だと、その学問だけの世界に閉じこもってしまいそうな気がしたため、文系の学問がおもに研究する会社の経営なども勉強できる、経営システム工学科に進学しました。
「理系の知識が、社会でどのように使われるんだろう、どういう学問として成り立つんだろう、というところに興味がありました…というのは、まじめな理由。とにかく一人暮らしにあこがれて、東京の大学に行きたかったんですよね」

人の価値観を変える仕事がしてみたい!

人の価値観を変える仕事がしてみたい!

前屋敷さんが就職先にシステム会社を選んだのは、「人の価値観も変えていくことにつながる仕事がしたい」と思ったからだそうです。

「たとえば、東京では“スイカ”や“パスモ”の登場で、駅でキップを買うということがほとんどなくなりましたよね。たった数年で、それがないと不便だと感じるくらい生活が変わり、当たり前ではなかったことが当たり前になる。そういうことができるのは、ITによる力が大きいんじゃないか、と感じました。就職する前にはシステム知識はないながらも自分の身近なことでもサービスが生み出せないかと、たとえば、たんすの中にあるスカートやトップスの種類、それに今日の天気や仕事などを総合的に判断して、“この服を着たらいいよ”なんて提案してくれるシステムがあったらいいな、とか考えていました。ITは、どんな業界にも共通して関われるし、私たちの生活を身近なところでもっと便利に快適に変えられます。『わぁスゴイ』のひと言でいいんですけれど、何かちょっとした感動を与えられるような仕事をしたいと思っています」

数学・理科の思い出

中学の時、数学の折れ線グラフから、線というのは点と点の集合から成り立っているということを知って、衝撃を受けました。それから数値というものに興味を持つようになりました。

わたしのハッと!体験

大学で学んだ「情報価値工学」。今まで情報は、「送り手が伝えたいことを、いかに正確に伝えるか」が大事だとされていました。けれど実際は、だれが、いつ、どんな状況でその情報を受け取るかによって、その情報のもつ価値は、それぞれ変わってくるのです。価値の高い情報をタイムリーに提供するための方法や、それを実現するためのシステムについて研究しました。とくに、受け手自身が意識していなかったような価値を気づかせる、効果的な情報提示の方法を分析することは興味深かったです。

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