どんな仕事?

ふだんから何百人もの人がかかわる仕事

ふだんから何百人もの人がかかわる仕事

田村さんの現在の仕事は、携帯電話の料金を払(はら)っていない人を期限日ごとに探し出して、料金を払ってもらうようにお願いするためのシステム作りです。まずもう一度請求書を出して、入金をチェックします。いつまでも料金が払われなければ、その電話を使えなくしますし、入金されれば15分以内には再び使えるようにします。いつまでも料金を払ってもらえない場合は、強制的に解約もしてしまいます。

そんなシステム作りのために、田村さんはお客様である携帯電話会社の要望を細かく聞き、プログラム担当者に伝えます。2年前の仕事は、何千人もの人が参加した大改革でしたが、ふだんでも、3か月に1回はシステムの修正やバージョンアップをするので、約500人で毎日開発作業をしています。

お客様の希望をコンピュータの言葉に置きかえる

お客様の希望をコンピュータの言葉に置きかえる

そのなかで、田村さんの役目は、「お客様がやってほしいと思っていることを正確に理解して、それをコンピュータの言葉に置き換えること」。ですからその仕事のポイントは、お客様の希望をまず的確な日本語の文章に書くことです。でも、実はそれはとても難しい。そのためお客様と何度もしっかり話し合いをします。田村さんから指示書をもらって実際にプログラムを作る人は、コンピュータの言葉にはくわしくても、携帯電話の料金のしくみそのものは知りません。そしてお客様はコンピュータの言葉は知らないのです。その橋渡し役をする田村さんの役目はとても重要です。

数学やプログラムを詳しく知らなくても、お客様と話し合って、やりたいことを聞き出すことはできますが、そのあとコンピュータの言葉に置き換えて、実際にプログラムを作る人に指示を出す時、数学やプログラムを知っているのと知らないのでは、全く違います。もちろん、会社に入ってからコンピュータについて教えてもらえますが、法律や経済などを勉強してきた人に比べ、高校・大学で数学やプログラムを学んできた人の方がすぐに仕事を覚えられるようです。

ところで、田村さんに、お休みの日はどうしているのか聞いてみました。
「スポーツですね。冬はお休みごとにスノーボード、夏はサーフィンとスキューバダイビング。フットサルやテニス、ゴルフもしています。やっぱりスポーツはストレス発散になり、リフレッシュします」

1日のタイムスケジュール

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お仕事豆知識

「システム」と「プログラム」

携帯電話以外にも、銀行のATMや乗り物の乗車券の予約、図書館の貸し出しなど、身近なところにいろいろなコンピュータシステムがあります。このようなシステムは速く・大量に・同時にいろいろな仕事をこなし、社会を支えています。

システムとは、コンピュータを形作っている機器や携帯電話機のような「ハードウエア」と、それを動かす指示を出す「ソフトウエア」などが組み合わさった全体のことをいいます。田村さんたち「システムエンジニア」は、どんなことをしたいのかを考えて、どんなハードウエアやソフトウエアをそろえればいいのか、どことどこをつなげばいいのかを決めて、「設計図」を作ることが仕事です。この設計図の通りに、コンピュータに計算やデータ探しなどの処理をさせるのが「プログラム」です。

プログラムにはいろいろな「言語」があり、仕事の内容に合わせて使い分けられています。ある1つの仕事をさせるにしても、プログラムの書き方は一通りではないので、いかにムダやミスのないプログラムが書けるかが、「プログラマー」の腕のみせどころです。「システムエンジニア」は実際にプログラムを書くことはほとんどありませんが、プログラマーの書いたプログラムが正確に動くかどうかをチェックすることも仕事です。

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