コンピュータシステムが支える銀行の仕事
駅前などでよく見かける銀行。中学生の皆さんにとっては、「お金を預けておくところ」くらいの印象かもしれませんね。でも、銀行の金融機関としての仕事には、個人の預金の出し入れや、品物の代金や給料などを相手の口座に払い込む「振り込み」のほか、企業や個人にお金を貸し付けたり、遠く離れたところにいる人同士がお金のやり取りをするための為替(かわせ)を組んだりする仕事があります。銀行は毎日、何百億、何千億円のお金を動かすことで、社会を支えているのです。でも銀行では、実際に大きな現金を移動させているわけではありません。お金の動きを作っているのは、コンピュータのシステムなのです。
ちゃんと動いて当たり前の、絶対に失敗できない仕事
たくさんの人がいろいろな目的で使う銀行のコンピュータシステムは、複雑で大量なプログラムからできています。しかも、そこにはどんな小さなミスも許されません。もし、銀行のコンピュータにトラブルが起きて動かなくなってしまったら、お金をおろしたり振り込んだりできなくなり、私たちの生活に大混乱がおきるでしょう。会社同士、銀行同士の取引の場合なら、動かすお金も何百億円、何千億円という単位になりますので、スムーズにいかなければ信用問題、会社の倒産さえ引き起こしかねません。絶対にトラブルの起きないコンピュータシステムが必要なのです。
日立製作所は、銀行などの金融機関から依頼されて、このようなコンピュータシステムを作っています。鈴木さんは、このシステムを作るシステムエンジニアのチームのリーダーをしています。
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