どうしてこの道に?

みちのり

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中学生のボク

サッカー部をやりながら、生徒会にも参加。運動会のために応援団を作ろう! と呼びかけて実現させるなど、人の前で話をするのが好きでした。

高校へ

理科の実験が大好きで、自分の教室よりも理科室の方が気に入っていました。

大学から就職へ

自動車のオートマチック制御(せいぎょ)の研究で、大量のデータ整理や分析に使ったコンピュータの便利さと可能性に気づきました。技術で人の役に立つことと、人前で説明する仕事がしたかったので、コンピュータでそれを両方実現できるシステムエンジニアの道を選び、日立製作所に入社。

メーカーで働く者として、もっともっとお客様に信頼されるようになりたい。そのために、これからも技術をみがき、社会のためになる大きな仕事にかかわっていきたいと思います。

大量で複雑なデータの処理をして、「これからはコンピュータだ!」

大量で複雑なデータの処理をして、「これからはコンピュータだ!」

鈴木さんの中学生時代は、ファミコンはまだゲームの王道ではなく、家庭にパソコンがようやく出回り始めた頃でした。
「ゲームをするには、パソコンが必要でした。だから、部活が終わるとみんなでパソコンがある友達の家へ行って、キーボードをいじり回しながらゲームに熱中しました。雑誌を買って、自分でプログラムを組んだりもしました」

大学の工学部へ進学した鈴木さんは、運転する人のクセを、車が自動的に認識してギアをコントロールするしくみについて研究しました。自動車メーカーの人といっしょに、車にメーターをつけて、あらゆる条件で運転し、集めたデータを分析して、「こういう運転の仕方をする人は、この条件で、ギアのシフトダウンをする」などと割り出すのです。そのため大量のデータを記録して、複雑な計算で処理する必要がありました。ここで活躍したのがコンピュータでした。

「コンピュータは、僕たちの研究に欠かせないものでした。複雑なデータ処理を、あっという間にやってくれるんですから。これからは、どんなものを作るにもコンピュータの技術は欠かせない、と痛感しました」

人前でわかりやすく話すことに慣れていたから、システムエンジニアはぴったりの仕事

人前でわかりやすく話すことに慣れていたから、システムエンジニアはぴったりの仕事

卒業後、同じ研究室からは自動車メーカーに就職した人もいましたが、鈴木さんはコンピュータのシステムを作る、システムエンジニアの仕事を選びました。日立という会社を選んだのは、電気製品などモノをつくる会社でありながら、いろいろな分野のコンピュータシステムをも作っているところに興味をひかれたから、といいます。

「システムエンジニアを選んだのには、もう1つ理由があります。それは、単にコンピュータをいじるだけでなく、お客様の前に立って説明する仕事でもあるからです。中学校の時に生徒会をやって、人前で話すことには慣れていました。それに、大学の卒業論文で、先生から『難しい専門用語を使わないで、ふつうの人にわかるように、研究内容を説明しなさい』ときびしく指導されて、人に技術のことをわかりやすく話すことの大切さもわかっていました。そんなことから、僕にぴったりの仕事だと思ったのです」

会社に入った鈴木さんは、最初はお客様の注文に合わせた小さなシステムを作る仕事をしました。その後、システムがうまく動かなかった時の処理やお客様への対応、日立の製品の説明など、さまざまな仕事を経験しながら、だんだん大きな仕事を任されるようになりました。

数学・理科の思い出

数学や理科は、基本的な式を使って自分で答えを見つけるもの。必死になって答えを見つけた時の、やった!という満足感は今でもよく覚えています。

わたしのハッ!と体験

高校2年生の時、理科を教えてくれた教育実習生が、燃焼の実験で銅を燃やすと炎が緑色に輝き、マグネシウムなら銀白色になることを目の前で見せてくれました。そんな現象を目にするのが初めてのことだったので、とても感動したのと同時に、教科書に書いてある話だけでなく実際にモノを見せてくれる教え方がとても新鮮でした。

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