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ヒット商品の開発現場で気づいた、「人」の大切さ

「ミストサウナ」シリーズの新製品。白い棒の部分からミスト(霧)が出ます。

ヒット商品の開発現場で気づいた、「人」の大切さ

平岡さんは、大学を卒業して大阪ガスに技術者として入社し、床暖房やコンロやファンヒーター、さらに家庭のお風呂でお湯を霧のように発生させる「ミストサウナ」など、数々のヒット商品の開発を手がけました。開発といっても、商品企画からPR戦略、CM作りまで幅広い業務内容があります。そんな技術の仕事を12年間続けるうちに、10人くらいの部下をもつリーダーとなり、「チームとしての成果」を求められるようになって、会社にとって「人」がどんなに大切かということを痛感するようになりました。

「これは僕に来いって言ってる! 」チャンスは向こうからやって来た

「これは僕に来いって言ってる! 」チャンスは向こうからやって来た

「会社の財産には、技術や資金力、情報などいろいろあるけど、結局それらのもとになるのは『人』なんだ。だから『良い人材を見つけて採用し育てていく』という仕事はとても重要だ! ということに気づきました。でも、技術者のぼくがそんな仕事をするのは現実的には難しいかな、と思っていました。そうしたら丁度良いタイミングで、「技術の人を採用する人事の仕事をしたい技術者募集! 」という社内公募が出たのです。そこで『こんなん出てるやん。もしかしたら、これは僕に来いって言ってることやな』前向きに解釈して、未知の世界に不安もありましたが、この仕事にチャレンジすることにしました」

技術者だったからわかる、会社の財産になってくれる人

技術者だったからわかる、会社の財産になってくれる人

いま、人事部の中で、採用の仕事を専門にしている技術系の人は平岡さん1人です。
「技術系の人を採用する場合は、どれだけ技術に興味があり、いっしょうけんめい取組んできたかを見ることが大事になります。決してぼく1人で採用を決めるわけではありませんが、『技術者としてのキモのところはぼくが代表して見る』という気構えで、会社の財産となるような人を探しています。たくさんの学生さんに、自分の会社に興味を持ってもらうために話をするのはとても楽しいし、逆に、学生さんたちから質問を受けたり、さまざまな経験談を聞いたりするのもおもしろくて、こっちがワクワクしてしまいますね」

技術者として製品作りを実際にやってきて、開発の現場のことをリアルに伝えてくれる人が会社の「入り口」のところにいてくれることは、会社さがしをしている人にとっても、心強いことまちがいなしです。

応援メッセージ

何にでも失敗はつきもの。うまくいかないことはいっぱいあります。だから結果は気にしなくていい。でも好きなことだったら、何度でもいっしょうけんめいやっちゃいますよね? だから、何でもいいから、好きなことを見つけてください。そして没頭(ぼっとう)して、いろいろ考えてくり返しやってみる。自分がおもしろいと思えることにチャレンジ! です。

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