思い通りにならない相手の気持ちを理解する

坂田 隆文   中京大学 総合政策学部 総合政策学科
マーケティング研究 /研究領域:経営戦略、流通論 ]

私の専門分野はマーケティングです。マーケティングとは、簡単にいえば、会社がお客さんとどのように関わるのかを学ぶ学問です。たとえば、皆さんがお使いのケータイも、ドコモやソフトバンクといった会社がお客さんである皆さんのことを考えながら作り、広告し、販売しています。皆さんが買い物をするコンビニや百貨店も、皆さんが買い物しやすいようにさまざまな工夫を行っています。こういった会社の活動を学ぶのがマーケティングという学問です。

会社は、お客さんを自分たちの思い通りに動かすことなどできません。それができたら、自分たちの商品を買うように動かせば良いわけですからね。そのため、マーケティングという学問は、思い通りにならない相手の気持ちを理解することが大切になります。そこでふだん大学では、学生に会社員の方々と交流をもってもらうなど、幅広い視野で物事を考えてもらえるようにしています。自分の倍以上も歳が離れた人と一緒に議論してもらったりするわけです。そうすることによって、自分たちがふだん当たり前と思っていることを見直してもらったり、初対面の人に対しても自分の意見をしっかりと伝えられるようになったりします。

皆さんはふだん、クラスメイトや部活の先輩など、同年代の人とばかり交流していませんか。学校の先生のことも、「何を考えているか全く分からない、自分たちとは全然違った存在」と思っていませんか。しかし、学校を卒業して社会に出ると、同じ歳の人とかかわることの方が少なくなります。上司や先輩を「自分とは全く違った存在だから、いっしょにいたくない」なんて言えませんよね。マーケティングという学問を学べば、そういった人たちとも深くかかわれるようになるかもしれません。

いかに多様な人とかかわるか。いかに自分の視野を広げるか。いかに自分の考えを見つめ直すか。マーケティングという学問を通して、私は学生たちにこういった機会を提供したいと思っています。

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さかた・たかふみ/1974年大阪府生まれ。
会社が儲(もう)けるためにお客に何を、どのように売るのかということについて研究しています。身の回りにあるモノが研究対象になるので、テレビCMを見ることも、買い物することも研究になります。

被災された生徒・先生方へ

私の出身は神戸大学で、阪神・淡路大震災の影響を少なからず受けました。その時に感じたのは、「いま自分が生きていることの意味が語れるような毎日を送ろう」ということです。皆さん「いま」には、きっとたくさんの意味があります。頑張って下さい。

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