小型航空機は原子炉を空撮~目前の課題に全力を

砂田 茂   大阪府立大学 工学部 航空宇宙工学科
航空宇宙工学 /研究領域:小型航空機、昆虫の飛行 ]

私は工学部の航空宇宙工学科に所属し、センチメートルサイズの航空機の研究をしています。私の分野において「航空機」という言葉は、飛行機、ヘリコプタ、ロケット等、人工の飛翔体の総称です。航空機ではないですが、センチメートルサイズの飛翔体ということで、昆虫の飛行の研究もしています。

今回の震災の後、被害を最小にするために、復興のために数多くの方々が懸命の努力をされています。連日の報道で触れる機会の多い例を挙げると、危険があるにもかかわらず、福島原子力発電所事故収束のための作業にあたる方がいらっしゃいます。私は、この方々の活躍を知ることで、社会貢献の重要性、尊さを強く認識しました。

今回の福島原子力発電所の事故を収束するためには、原子炉の情報収集が必要です。そのために、小型航空機が利用されていることを御存じでしょうか。アメリカや日本で開発された小型航空機が、原子炉の空撮に用いられています。この小型航空機の活躍を知ることで、これからも小型航空機の研究を進めて行こうという想いを強くしました。また、私は大学の教員ですので、学生が将来、社会に貢献できるように教育するということでも、社会貢献が可能です。学生の教育にも一層、精力を傾けようと思っています。これらが私にできる社会貢献の方法だと思っています。

これからも世界では、様々な災害や困難が発生すると思います。この拙文を読んでくれている若い学生さんが、それらを解決し、より良い社会実現のために貢献してくれたらすばらしいと思います。将来の社会貢献のために今、私達ができることは、現在の自分の目前の課題に最大限の力で取り組むことではないでしょうか。私の場合は上記のように、研究・教育に努力することだと思います。現在の努力が自分を向上させ、将来の社会貢献につながることを信じて、頑張りましょう。

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すなだ・しげる/1964年東京都生まれ。
小型航空機(飛行機、回転翼機、羽ばたき機)と昆虫の飛行の研究を行っています。小型航空機の中には、火星で飛行する飛行機も含まれます。昆虫は究極の小型航空機とも言える高い飛行能力を持っていて、その飛行能力を明らかにしていくことは大変楽しいことです。

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