何を学んだらいいのだろうか。
興味のあることを学ぶ
好きなことを学ぶ、嫌(きら)いでないことを学ぶ
面白いと思うことを学ぶ
自分が将来したい仕事に関することを学ぶ
知っていた方が良いと思うことを学ぶ
人により、学ぶことの理由はそれぞれ違う。違っている方が当たり前だと思う。
私は小さいときから機械に興味があった。小学校高学年の時は毎日のように近くの自転車屋さんに行き、お店の人がいろいろ修理をするのを見ていた。中学校のときには近くのオートバイ屋さんに通い、卒業のころには当時のオートバイのことはほとんど全て知っていた。大学は当然工学部へ進んだ。そして運良く大学の教官になれた。
結婚して子どもが生まれ、上の子が高校2年のころ、大学はどの学部を受験したらいいか迷っていると相談された。「好きなことをするのが一番いいよ」と答えたら、「文系と理系とどちらが好きなのかわからないんだ」と返事が返ってきた。私にはそれ以上指導はできなかった。彼は自ら商学部を選択し、卒業し元気に勤め、2人の子を育てている。
決断が必要な時は、最後は自分の責任で決めるのが良い。自分で決めると後悔をしないし、色々なことがあっても前に進める。人生では色々あるのが普通だから。
上手くゆかないのを、誰かの責任や、社会の責任にすると前に進めなくなる。
前に進もう。自分で進もう。うまくなくても、つまずきながらでも、ゆっくりでも前に進もう。前にはあなた方の大きな可能性が待っている。自分の責任で決めて進めば、その可能性をつかめる。