インタビュー3:製品とユーザーをつなぐデザインをする仕事

インタビュー3 : 製品とユーザーをつなぐデザインをする仕事

長野 佳子(ナガノ ヨシコ)さんに聞く 株式会社内田洋行

人が製品を使うときのストーリーを想定して、製品を開発しています

どんなお仕事をしていますか?

私の仕事は、「ユーザーインターフェイス」のデザインといって、製品(主にソフトウエア)とユーザー(=使う人)をつなぐ部分をデザインする仕事です。デザインといっても、単に色や見た目ではなく、ユーザーがある製品を使うとき、どのように使えたらうれしいか、どんなふうに満足したいのかなどを実現するのです。
そのために、実際ユーザーが使う場面を見に行き、どんなふうに使うのか、どんなことで困っているのかなどを観察します。CDショップのCDの試聴(しちょう)ができる機械を開発したときには、実際にTSUTAYAへ行って、お客さまがどんなふうに試聴したがっているのか、行動を観察しましたよ。そして、そこからデザインを提案し、最初は紙で作って擬似的(ぎじてき)に操作してもらったりして改良を加え、最終的に製品化しました。

大学などで勉強してきたことは、今につながっていますか。

大学では、空間デザインの勉強をしていました。その時の先生が、これから情報機器がどんどん増えると思うけど、机やパソコンやプロジェクターなどがバラバラに存在していたら、ごちゃごちゃして、空間を使う観点からも情報機器を使う観点からもよくないよという考えの方で、それでは、どうしたらよいかということを研究していました。その考え方は、今の仕事にとても近いと思います。

この仕事をしていて、うれしいことは何ですか?

「CD試聴システム」の開発では、完成後、お客さまがその機器を使ってCDを聴いているのを、後ろからじーっと見て、自分が工夫したところがお客さまに伝わったと感じたときには、とてもうれしかったです。
一方、初めは情報機器のシステムを知らなかったし、勉強不足もあり、失敗したり、「それは無理だよ」と言われたりすることもありました。しかし、その分勉強していけたので、今は少しずつデザインできるようになってきたのかなあと思います。

これからはどんな仕事をしたいですか。仕事での夢は何ですか?

今は、空間デザイナーと情報システムを作る人は、いっしょに仕事をしているといっても、やはり分業になっているので、もっとお互いが両方を分かるようになれば、今までにない新しいモノができるんじゃないかなと思っています。自分も今はシステムを作る側にいますが、空間のこともわかるようになりたいし、そういう人たちといっしょに考えることができればいいかなあと思っています。

みちのり

中学生のワタシ

音楽や美術が好きで、吹奏楽部と美術部に所属。この頃から何かをデザインする仕事にあこがれをもっていました。

高校へ

自由な雰囲気が気に入って都立の普通高校に進学。ここでも吹奏楽部に所属して、ほぼ毎日部活づくしでした。この頃海外に関心が向き、2年生のときにオーストラリアに2週間ホームステイをしました。

大学から就職へ

海外に興味が向いていたので、国際関係を学ぶ学部に入学。しかし、やはりデザインへの関心を捨てきれないことに気づき、やりたいことをやろうと、2年生で空間デザインや情報デザインを学ぶ学部に移りました。
大学で研究してきたことが生かせるかな、大学では考えるだけですが会社なら実際に作ることができるかな、それに、空間デザインだけでなく情報機器などのデザインもおもしろいかな、と思って内田洋行に入社しました。

プロフィール

長野 佳子さん

株式会社内田洋行 マーケティング本部 次世代ソリューション開発センター

1983年生まれ。旅行が好きで、学生のときは海外旅行にもよく行っていました。最近は時間がとれないのでもっぱら国内旅行。家にいるときは、編み物をしています。

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