世の中にはいろいろな「業種」がある!
提供する商品やサービスによって仕事を分類したものを「業種」といいます。
ものを売る仕事 -流通業-
- ・商社
- ・卸売業
- ・デパート
- ・スーパー
- ・コンビニ
- ・通信販売
・・・など
サービスを提供する仕事
- ・医療・福祉・介護
- ・理容・美容
- ・外食
- ・レジャー・スポーツ
(ホテル、旅行、アミューズメント、スポーツクラブ、レンタル 等)
- ・マスコミ(新聞、放送、出版、広告等)
- ・教育
- ・コンサルティング 等
・・・など
会社の中の仕事を見てみよう!
仕事の内容によって仕事を分類したものを「職種」といいます。製造業(メーカー)を例に、会社の中の仕事をのぞいてみましょう。
モノ作りの流れ
- 全くの新製品の場合は、「応用研究・先行開発」の担当者が、製品につながる研究や技術開発を行い、その成果を実用化させます。「基礎研究」の新発見や発明を用いる場合もあります。
- バージョンアップの場合は、その製品の技術に詳しい「設計」担当者と、お客さんの声や世の中の流行などの調査結果をもとに、どんな製品が必要か考えている「商品・製品開発、マーケティング」担当者が一緒になって、アイデアを出します。
- 方針が決まると、製造できるように「設計」の担当者が、設計図や設計書を作り、それをもとに、「製造」担当者が量産します。
10年後、20年後の新発明、新発見のために研究を重ねる。いずれ研究成果は出さなければならないが、すぐに製品化をめざすよりものは、長い時間をかけてじっくり研究に取り組める。
3~5年後に社会に出す製品のための研究・開発を行う。研究といっても、発明発見というより、実際の製品に使えるものを作り出すことが大きな目的で、製造業にとっては会社の命運を握る大事な仕事だ。
建築物、工業製品、情報システムなどを作るための設計図や設計書を作る仕事。建築物は、この設計図をもとに工事を行う。また工業製品は、設計書をもとに、形や性能が決められ、生産される。世の中に出るものの根幹となる仕事。
設計図に基づいて、製品を生産する仕事で、まさにもの作りの現場。製品を作るためのしくみや機械を作る「生産技術」や、できたものがよい製品かチェックする「品質保証・評価」の担当の人たちと、製品の生産を進める。
自分の会社の商品・サービスをお客様に売る仕事。店舗などで、個人のお客様に対して売る場合と、機械の部品などのように他の会社に対して売る場合がある。お客様に買ってもらうには、商品の良さをアピールするだけでなく、お客様が何を求めているかを理解して、自分や会社を信頼してもらうことも大事。
社長をはじめとして、会社の経営に関わる人たちのこと。利益を生み出し、会社をさらに発展させるための戦略を立てて、実行する。製品の品質に対する全責任を負うとともに、従業員の生活を保障するのも重要な仕事。
さらに利益をあげるために、戦略を立てて、製造現場や経営者への提案を行う。世の中から幅広く情報収集を行い、新たな計画やアイデアを打ち出していく。(会社によっては、「商品・製品開発、マーケティング」の仕事の一部も兼ねる。)
コンピュータを使って、効率よく仕事ができるしくみ(=コンピュータシステム、情報システム)や携帯電話、自動車、音響機器などの高度で複雑な機能を作る。情報システムを作る際には、使う人の要望を聞きながら、プログラムを作っていくため、技術のことだけでなく、人とのコミュニケーションも大事。コンピュータを使って問題を解決する仕事ともいえる。
経理(利益の計算、取引の支払いなど)、人事(給与の支給、労働状況の管理、社員の採用など)など、事務作業で各職場をサポートし、会社全体を支える仕事。
お客様の要望や、世の中の動きを調査して、その結果をもとに新しい商品やサービスのアイデアや、販売の戦略を考え出す仕事。さらに、こうやって作られた新製品の情報を、お客様に届ける広告・宣伝活動も行っている。「作る」ことと「売れる」ことをつなぐ大事な仕事。社会貢献活動などで、新たなお客様との関係を作るという方法もある。
製品やサービスについての技術的な専門知識をもって、製品やサービスを売る仕事。会社相手に売ることが多く、買ってもらった後もお客さんの要求に合わせて部分修正したり、サポートしたりするなど、おつき合いが続く。
大人数の集団で仕事を進めるときに、スケジュールや作業の手順などをチェックして、仕事の進行をまとめるリーダー的な仕事。システムエンジニアの場合、絶えずプロジェクトが作られ、大人数で細かく業務を分担して仕事を行うため、プロジェクトマネージャーの役目は重要だ。